仕事内容や職場の人間関係など、様々な理由で会社を辞めて転職を行う人が増加傾向にあります。文字通り新たな会社で一からスタートすることが目的の転職で重要となるのが会社の選択です。自身が会社に求める条件がどういったものであれ、企業としての安定性は必要不可欠な要素と言えます。例えどんなに魅力的な会社であっても、景気に左右されやすく経営が不安定な状態では安心して働くことはできません。

こうした景気の影響を最も受けない安定した業界として挙げられるのが公務員です。公務員と言うと、新卒や20代のような若さが求められるイメージを持たれがちですが、公務員採用制度の中には民間企業の経験者枠というのがあります。このキャリア採用枠と呼ばれる制度を利用することで30代～40代であっても他業種から転職をすることができるのです。公務員は残業が少なく安定した収入が約束されているという理由から、仕事と子育ての両立にも適しています。

公務員と並んで安定しているのが、医療や介護業界です。医療や介護に関わる職業は、高齢化社会へと向かっている日本において需要が増加の一途を辿っているのに対して、現場の人材が不足しているのは否めません。そのため、他の業界に比べて求人募集の数も豊富に揃っていて、年齢に関わらず転職がしやすいという点も大きな魅力です。日本の医療技術は国内だけでなく海外にも進出しているので、今後も安定した成長を遂げていくことが予想されます。